自分の能力を誠実に最大限発揮させて、人事担当者の助けになれるコンサルタントになりたい❞
高崎経済大学経済学部卒業。
事業会社の人事部門を経てクレイア・コンサルティングに参画。
クレイア・コンサルティングに参画したきっかけは?
事業会社で総務や人事の担当者として勤務したのち、中途入社でクレイアに参画しました。
転職を意識したのは人事として数年勤務したときで、いくつかの業務をローテーションで経験した状態でした。そのタイミングで、他の部署へ異動するか、人事で引き続き勤務するか、それとも転職するか自分のキャリアを見つめ直しました。
「この先ローテーションで他の部署に異動になり、1から仕事をするくらいなら、他の会社で人事関係の仕事するのと大変さは変わらないのではないか?」「人事としてはまだまだ半端者なのだからまだ人事の仕事を続けるべきではないのか?」と思い、転職を意識するようになりました。
全く別の職種ではなく、なぜ人事コンサルタントになったかというと、自分がこれまで人事の仕事をやっていたからというのもありますが主な理由としては、
1.会社が扱う様々なお金のうち、人件費は大きな割合を占める。経営戦略上、人事は避けて通れない重要なテーマであるという実感があった。
2.一人の人事担当として単純に他の会社の人事制度に興味があり他の会社の制度をもっと知りたかったから。
3.自らの仕事の結果として売上を上げ、組織に貢献できるような自立したビジネスマンになりたかったから。
という理由からです。
クレイアという会社は人材紹介会社からの紹介で知ったのですが、最初は大型のコンサル会社として紹介を受けました。これはクライアント先が大企業であるため、紹介会社のエージェントの方が勘違いをしていたようです。選考の過程でも本当に大企業のクライアントを相手にしていること、高品質なサービスを提供し、自信を持って働いていることがわかりました。並行して応募している企業はなかったので内定を頂きクレイアに入社することにしました。
入社して予想を裏切られたことは?
細かなことまですべてオーダーメイドの制度を作ることです。
例えば人事制度改定のプロジェクトの際には、人事評価を行う際に使用する評価項目や基準、評価シートを作成します。入社前はコンサルタント会社が保有するテンプレートがあり、テンプレートをそのまま、または若干のカスタマイズをして納品していると考えていました。
クレイアでは毎回クライアントごとに項目をゼロベースで考え、基準を実態にあわせて書き分け、評価シートも一から作ります。なぜこんな効率の悪いことをしているかというと、会社に合った制度を運用しないと、評価すべき人を評価できなという状態に繋がるからです。そのような状態は会社にとっても社員にとっても不幸なことです。実態に合った制度を構築するのは難易度も高く手間もかかりますが、だからこそ様々な企業からの実績があるのだと考えています。
一方で、コンサルタントの思いつきで作っているかというと、そうではありません。社内で様々な事例が共有され、研修や事例共有会のような場もあります。そのようなナレッジの共有が豊富な環境があり、さらに社内チェックを経て初めてお客様に提供することになります。
このようにクレイアで求める品質、こだわりの強さは入社前の予想とは異なっていました。
コンサルティングの仕事の魅力は?
人事担当者との比較を中心に話したいと思いますが、人事としてキャリア形成できることがあります。会社にもよりますが、総合職で入社した場合はいくつかの仕事をローテーションしてキャリア形成して行くことが多いです。この場合、ゼネラリスト的なキャリアを歩むことが多く、自分の意向が叶わないこともあります。当社に入社した場合はコンサルタント業務に集中することができます。
人事や経営課題の解決に関わりたいというビジョンを持っていれば早い段階でコンサルティング業務に従事できますし、基本的に本人の意向に沿わない形で別の部署に異動になることがありません。何か自分の専門分野を深化させていきたいというキャリア観を持つ方にはぴったりだと思います。
また、企業の人事担当をしていると、基本的に自分の会社の制度の理解を深めることになりますが、コンサルタントであれば様々な会社の制度を知ることができ、人事分野の知見を深めることができます。
一方で企業の担当者ならではの良さもたくさんあります。学生の方は、他の会社と比較検討していただくと良いと思います。当社には中途入社のメンバーもいるので、説明会などの機会に聞いて頂いても良いと思います。
クレイア・コンサルティングの魅力は?
会社の雰囲気の特徴は、未経験にフレンドリーなことと、オープンでフラットな雰囲気だと考えています。
私は未経験で入社し、右も左も分からない状態でした。そのような状態で、プロ意識の高いメンバーにわからないことを聞いても「そんなことも知らないのか」、「自分で考えろ」とあしらわれるのではないかと恐怖がありました。しかし、分からない事自体を責められることはなく、周囲のメンバーは忙しそうにしていても質問すると時間を取って丁寧に答えてくれました。この点はクレイアの良い特徴です。
また、職位や立場に関係なく、コンサルタントが意見を言い合える雰囲気があります。入社直後に20代前半のメンバーがディレクター(当社では経営メンバー)に反論する光景を見て驚きました。クライアントにとってあるべき姿、ベストな選択肢を考えた結果の行動で今となっては珍しくないことだと感じています。
仕事に関連した特徴としては、品質への執着を持ち、経験豊富なメンバーが揃っていることため、切磋琢磨出来る環境があります。そして、クレイアに参画したきっかけでも少し触れましたが、数十名の会社としては信じられないほど、クライアントはベンチャー企業から大企業まで、業種問わず様々なプロジェクトに従事することができます。
新卒で入社した場合は研修期間を経て配属となるため、個別の状況に応じてプロジェクトのタスクを徐々に任されていくことになります。以上のような環境で着実にレベルアップしていく感覚を得ながら、コンサルタントとして成長できる点がクレイアの魅力です。
コンサルタントとして一人前になったと実感できた出来事は?
私はまだ自分が一人前になったと思っていませんが、印象に残る出来事として入社後間もない頃に担当したプロジェクトをご紹介したいと思います。
前職では人事担当者として勤務したものの、人事制度全体を改定した経験はありませんでした。というのも、人事制度は頻繁に変えるものではなく、変更するとしても全体の一部分であることが多いです。人事担当として長く勤務しても、制度全体を見直す大規模な変更は数回経験するかどうかではないでしょうか。
そのような状態で何をすべきかもわからない、担当する企業の制度のこともわからない、とにかくわからないことだらけの状態でした。しかし、目の前の課題に取り組むうちに、少しずつではありますがどのような資料が必要なのか、担当する企業制度や運用の実態の理解も徐々に深まっていく実感がありました。
プロジェクトも終盤となり、作成した人事制度設計書などを一つの成果品として取りまとめ、納品することができました。後日、別件でお客様を訪問した際に「自社だけで検討したらここまでのものはできなかった。良い制度になった」と感謝の言葉を頂いた時に「頑張って良かった」、「やったかいがあった」と感じました。
自分の仕事の成果をダイレクトにお客様に提供することは難しいものですが、コンサルタント特有のありがたい体験ができたと思っています。
応募する学生に期待すること
人事の関連領域に興味がある方や、人事としてキャリア形成したい人は応募いただきたいです。切り口やきっかけは何でも良いと思っています。人事は労働経済、労働法、産業組織心理学、統計学など等様々な学問領域と関係する分野です。関連する業務も人事、労務、給与、社会保険、年金、採用など多岐に渡ります。何か一つでも興味・関心があれば、その人の個性を活かす領域があります。
また、今はまだ人事は興味無いものの、コンサルタントとして経営課題に取り組みたい人も向いていると思います。入社後の早い段階でクライアント企業の経営層に提案を行う機会が得られます。
応募するかどうか検討する段階では選択肢を絞り過ぎないように就職活動をしていだだき、興味を持った方はぜひ応募いただければと思います。