クレイア・コンサルティング株式会社は、現在の職場の士気や社員のモチベーションの状況を探るべく、全国の民間企業で働く社員(非正規社員を含む)1,000人を対象に、「雇用不安とワークモチベーションに関する意識調査」を実施しました。 本調査は、職場の士気や社員のモチベーションの状況を探ることで、逆境期に強い組織・弱い組織の特徴を明らかにしています。
調査概要
- 調査期間 2009年2月6日~2009年2月8日
- 調査方法 インターネットによる非公開アンケート
- 回答方法 多肢選択式
- 対象者 全国の民間企業で働く1,000人の男女 (正規社員700人 非正規社員300人)
調査結果サマリー
正規社員の雇用に対する危機感は希薄
今回のアンケートでは、「会社の安定性に不安を感じない」と回答している社員は19%にとどまり、大部分の社員が先行きへの漠然とした不安を感じているといえる。しかし、雇用への脅威を感じている正規社員は22.6%と低く、自分自身に被害が及ぶと考えている正規社員は少ない。一方、非正規社員の50%はリストラの対象になることへ不安を感じている。多くの社員は「あきらめ感」を抱いている
この不況下において、「(1)会社の目標を達成できなくても仕方がない」、「(2)自分の力で職場や会社を良くすることは難しい」と答えている社員((1)37.7%、(2)51.3%)が、そうでないと答えた社員((1)18.4%、(2)19.7%)を大幅に上回り、社員の間に「あきらめ感」が蔓延している様子が伺える。また、今回の不況は、急激な市場環境の変化によるものであり、経営層から一般社員にいたるまで、会社全体が被害者意識に陥っており、他律的意識におおわれ始めていることが想定される。逆境期に強い組織は、「経営理念や目標が明確」で、「社員の協力関係が強固」
経営理念や目標が明確でない会社では、73%の社員が「あきらめ感」を持ち、74.9%の社員が「会社不信」、53.1%の社員が「逃げ腰」の意識を抱いている。一方、理念や目標が明確な会社では、「あきらめ感」を持つ社員は35.1%、「会社不信」の社員は7.6%、「逃げ腰」の社員は26.7%となった。調査による示唆
不況下だと言って、ネガティブな意識の状態を放置したまま、縮こまって危機をやり過ごそうとすることはままなりません。組織力は徐々に劣化し、景気が回復したときに拡大に転じるだけの力が残されていないという事態にもなりかねないからです。 強い組織を維持するためには、「組織が向かうべき方向性を明確にし、社員間の結束を高める」ことが必要だと考えます。
調査レポートについて
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- 事業内容 組織・人事に関するコンサルティング