意識統合と人材育成
- 労働組合・従業員代表とのコミュニケーションプラン M&Aは経営資源の獲得などを目的とし、労働人口減少に伴いM&Aを通じて人材を迅速に確保する動きが増加すると予想されます。M&Aの成否は人と組織に関わる人事面が大きく影響を及ぼします。特に被買収企業の従業員の意識・感情に目を向け、企業として適切なコミュニケーションを図ることは非常に重要な施策です。
- 意識統合に向けた組織風土診断 M&Aによるガバナンス変化時は人材の意識状態と組織風土の変化が求められます。PMIでは望ましい方向への導きが重要課題です。意識調査だけに頼らない組織風土調査の実施、現状と目指す組織風土のギャップを可視化、効果的な改革施策の提言を行い支援します。
- 企業文化統合の進め方 企業文化統合とは、M&Aや組織再編において複数の会社を統合する際に、新会社としての価値の発揮や社員の一体感を醸成し、新たな企業文化を形成するために行われる施策の総称です。統合後のスムーズな業務進行とチームワークの推進のための重要なプロセスです。
- M&A実行後の人事PMI(エンゲージメント) PMIでは従業員の意識統合が不十分だと、エンゲージメントやパフォーマンスの低下、離職が起こり得ます。意識調査や対話を通じて課題を特定し、フィードバック機会の創出、コミュニケーション強化、チームビルディング、サポート体制の整備が必要です。従業員の意識が一体となることで、ポジティブな変革を推進する力となり、PMIを成功に導きます。
- M&A実行後の人事PMI(人材育成) M&A後において適切な人材育成が重要です。特に、デューデリジェンスで把握できない人材のコンピテンシーを理解すること、リーダーシップ育成の推進、M&A後の人材フロー戦略と人材育成戦略の整合性を図ることが、M&A効果の最大化に大きく影響します。
経営統合やグループ再編後のシナジー実現に向け、従業員間の一体感醸成、ワークエンゲージメントの向上、新組織におけるMVVの浸透、次世代リーダー人材の選抜・育成、タレントマネジメント、組織内ナレッジ・ノウハウの可視化と共有など、組織・人事の観点からPMI(Post Merger Integration)の取組みをご支援します。