大企業に勤務する正社員を対象に、当社が提供している従業員満足度調査の項目に沿って意欲や満足の状態を聞くとともに、「中高齢者(60代のシニア社員)」をテーマにした質問を加えて調査を行いました。
その結果、60代のシニア社員はそれまでに培った経験に基づく判断や実務能力に対して高い評価が行われる反面、割り切って仕事をしたり、過去に固執したりしてしまうケースが見られました。
また、その背景として60代に対して以前ほどの十分な人事マネジメントが行われなくなっていることが明らかになりました。不本意な職務を低賃金でで行わざるを得ないシニア社員自身と、難しいかじ取りをせまられる上司の姿が垣間見えます。
調査概要
- 調査期間
- 2014年6月28日~29日
- 回答方法
- 多肢選択式
- 対象者
- 従業員数300名以上の大企業に勤めている正社員 計1,600名
目次
Ⅰ はじめに
Ⅱ 調査結果
- シニア社員のポジティブな実像
- シニア社員のネガティブな実像
- シニア社員が「割り切る」背景
- 「割り切る」シニア社員の実態
- シニア社員の働きがいを高める(1)「実力主義的な処遇」
- シニア社員の働きがいを高める(2)「責任ある仕事」
- シニア社員の働きがいを高める(3)「適材適所」
Ⅲ おわりに