組織の構成員によって知覚・認知されている特性のこと。例えば、キャンベルらは次の4つを組織風土の次元として整理している。
- 個人が自律的に行動できる雰囲気があるか否か
- 仕事の目的や方法が確立されて周知徹底されているか否か
- 報酬が公正に分配されているか否か
- 互いに支えあい助け合うような暖かい雰囲気があるか否か
組織風土は、組織文化と区別なく使われることが多い。組織風土は、あくまでも個人が知覚・認知する組織特性であり、組織文化は、組織の共有価値観として個人の行動を規制する働きを持つとされる。
しかし、組織風土がより明瞭になると、組織文化に近づくと言う点では、現実には区別しがたい概念である。