個人と組織/仕事との関係を示す概念で、担当する仕事を主体的に捉え、責任感を持って取り組む姿勢のことを指す。与えられた職務やミッションに対する自発性、経営に対する当事者意識などがオーナーシップを形成する要素となる。
競争が激化するビジネス環境では、指示されたことをこなすだけではなく、積極的に仕事に取り組む姿勢が以前にも増して要求される。
オーナーシップを醸成させるには、上司から部下への権限委譲や、それをサポートする人事部門のフォローアップが有効とされる。また、持ち株制度(自組織の株を自ら所有することで、組織の発展が自身へのメリットにも繋がる制度)などのインセンティブ(動機・やる気を喚起するもの)を導入することでもオーナーシップを高めることが可能となる。