組織における人の流れを人材フローと呼び、インフロー(採用)、内部フロー(配置・発掘・育成・選抜・異動)、アウトフロー(転職・退職)から構成される。
自律的な判断で行動できる人材が求められている昨今では、短期的な視点のみで人材を補填するのではなく、中長期的な視点で人材を確保・育成する必要があり、どのような人材が必要で、どのように採用し、どのような経験を積ませ、活躍してもらい、そして最終的に退職してもらうか、という人材フローの観点を考慮することが効果的である。
M&Aを行う際も、統合後の新しい組織の中を人材がどのように動いていくかを考慮し、人事制度を設計することが求められる。