ある目的に向かって行動を起こさせたり、一定の目標に向けた持続的な行動を促す要因のこと。組織のなかでは仕事への意欲を指し、意欲を持つことや引き出すことを動機づけと呼んでいる。
モチベーションが、個々人の意識に関する概念であるのに対し、モラールとは集団的な感情や意識に対して使われる概念といえる。
ホーソン実験によって、労働生産性は物的作業条件や経済的な労働条件よりも、従業員個人の感情や集団の心理的態度、すなわちモチベーションやモラールによって左右されることが確認され、人間関係論の立場からモチベーションやモラールを高めるような管理体制が提唱、実施されることとなった。