等級制度、報酬制度、評価制度を経営目的が果たせるように設計する人事制度設計の考え方。単に「トータルシステム」と呼ばれることもある。
その特徴は、人事制度の位置づけを”社員の業績向上を通じて会社業績を達成できるように人材を育成、活用する具体的なマネジメント方法”とすることにある。
トータルシステム化には、正規社員だけではなく非正規社員を含めること、60歳以上の社員の継続雇用を行うこと、グループ企業全体の企業価値向を図ること、グローバル人材の育成や制度整備を行うことなど、いくつかの要素を盛り込む必要があるとされる。