評価制度において、保有している能力の発揮度を評価する方法。多くの日本企業では総合職社員はゼネラリストとして職務や業務が限定されず、より拡大・発展していくことを想定しているため、評価を「職務」ではなく社員の「能力」に対して行う。
能力評価は「保有能力評価」と「発揮能力評価」があり、前者は評価時までにどの程度保有能力が高まったか評価する一方、後者は保持している能力を行動として発揮したことを評価する。
一般的に、能力評価だけで昇降格・昇降給・賞与の金額を決定することはなく、「業績評価」と「情意評価」等、複数の評価方法を組み合わせることが多い。