組織・経営の観点からクライアントの課題を解決に導く❞
東京大学法学部卒業。
2021年に新卒でクレイア・コンサルティングに参画。
クレイア・コンサルティングに参画したきっかけは?
きっかけは大きく2つあります。
1つ目は、組織というものに非常に強い関心があったからです。学生時代は、学生団体、部活、サークルという異なる組織に所属していました。組織構造やヒトの違いを見る中で、どの組織も異なる運営の仕方がされていますが、それぞれどのようにすればよりよいものを生み出せるのかということに関心を持ちました。企業における経営の仕方を、特に組織・人事の観点からさまざまなケースをこの目で見て、学んでいきたいと考えておりました。
2つ目は、クレイア・コンサルティングが組織・人事の領域でオンリー・フォー・ユーのソリューションを打ち出していることにあこがれたからです。組織・人事の領域は、人間というものを扱うため、不確実な事象が多く介在することで、画一的なソリューションによる対応が難しい領域になります。そういった難易度の高い領域において、経営や組織、人事といった総合的な観点から課題について自分自身の頭で考えることによって付加価値を創出していくということに挑戦したいと思いました。
入社して予想通りだったこと、予想を裏切られたことは?
予想通りだったことは、若手でもさまざまな成長の機会が与えられるということです。
ジョブでは、若手でもミスのない精緻なアウトプットが求められ、なぜそのような考え方・前提で資料を作成したのか、そこからどのような示唆を導いたのかについて問われます。そのような緊張感の中での仕事というものが成長を加速させます。
またジョブのほかにもコラム執筆の機会を頂きました。ここでは、キーメッセージを伝えるため、その主張を補強する事実とのつながりを調べて正確に把握し、正確な言葉で表現しなければなりません。このような思考訓練が若手を成長させます。
また、社内でもナレッジを共有する場が数多くそろっています。社内全体・若手間でジョブの内容を共有する機会では、自身の行ったこと・学んだことを議論をし合い、よりよいアウトプットになるためにはどうすればよいのか考えます。
予想を裏切られたことは、教育体制が整備されていることと、先輩社員の方々が教育に熱心であることです。
研修期間は3か月あり、専門分野に限らず、ジョブで生き抜くために必要な基礎的知識を学ぶことができます。特に最初の月には、マナー研修から思考法や人事の専門分野などあらゆる講義を受けることができます。
入社して壁にぶち当たった経験、その壁を乗り越えた経験は?
入社してぶち当たった壁は、現場感が足りないということです。現場を経験していない、新卒コンサルタントであり、かつリモートワークで客先にも未だ行けていません。ジョブの中でエクセルによって試算をしていると、自分が一体なんの目標に向かって、どの工程を担っているのかわかりづらくなります。そういうところから、ミスが発生したり、そのプロジェクトの意義を理解できなくなってしまったりすることにつながりうると思います。
現場感がない場合は、やはりアンテナを広げ、想像力を膨らませることが重要になると考えます。経験したことがないことは経験したことがないもので、計算自体は単なる計算です。しかし、ホームページや書籍、新聞などで会社や業界について調べ、その作業の先に何があるのかということをどれだけ想像できるかということが、会社のあるべき姿を作っていくためには必要になると思います。
たとえば、社員コミュニケーションのプロジェクトであれば、組合交渉の書籍や動画などを確認し、どのように伝えればモチベーション高く働いてもらえるか、あらゆる人物像からの目線で考えてみます。まだまだ未熟ではありますが、そのような訓練によって壁を乗り越えていきたいと思います。
今後どのようなキャリアを積んでいきたいですか?
まずは、クライアントの現状と課題を把握できるようになりたいと思います。業界構造やクライアント企業に関する公開情報、実際に伺った話、受領したデータなどから、人事という領域にとどまらず、どのような現状と課題があるのかということをしっかりと考えていきたいと思います。
たとえば、ルールと運用が異なっているとして、その事実があるというところでとどまるのではなく、なぜ異なるようになっているのかというところにまで考えをめぐらし、その背景を理解できるようになっていきたいです。
応募する学生に期待することは?
応募する学生に期待することは、思考と学習が好きなことです。
コンサルティングでは、豊富な知識を基に考えることが常に求められます。そのためには、当然、知識をアップデートすること、考える癖があることが必要になります。
とはいうものの一人で深められる程度は限られます。議論を交えて、自分が捉えていなかった知識や視点を確認することで、考えを深め合うということが大切だと思うので、ぜひ応募する学生には組織・人事に直接関係のない内容であっても、さまざまなことを議論したいという意欲があることを期待します。