2013年7月19日(金)20日(土)の2日にわたり開催された日本私立大学連盟主催 平成25年度 財務・人事担当理事者会議 第1回全体会議「持続的な成長・発展のための経営・財務戦略の確立に向けて」にて当社シニアコンサルタントの金田が【なぜ大学の人件費改革は困難なのか-その課題、取組方策とは】について講演をいたしました。
日本私立大学連盟とは
一般社団法人日本私立大学連盟は、四年制の私立大学をメンバーとする大学団体であり、昭和26(1951)年7月に、24の私立大学によって、私学の権威と自由を保持すべく設立。平成24(2012)年4月現在、125大学(110法人)が加盟しています。
開催趣旨
財務・人事担当理事会議は、財務・人事担当の理事の立場から、私立大学の充実・発展のための財務・人事計画の立案に資するべく、私立大学の財政、人事等経営全般に関する課題について研究・討議することを目的として開催されています。
第1回全体会議では「持続的な成長・発展のための経営・財務戦略の確立に向けて」がテーマとして取り上げられました。
当社では「なぜ、大学の人件費改革は困難なのか-その課題、取組方策とは」というタイトルで、なぜ民間企業と学校法人での人事処遇制度の改革度に違いが生じているのか、民間企業と異なる組織運営や意思決定スタイルを有する学校法人において、どのように人件費削減や人事評価を進めていくべきか、について講演いたしました。
当社シニアコンサルタント講演内容
人件費改革を行う際は、"人件費削減"だけを目的にするのではなく、"人材育成・人材活用"を両立させていかない限り人件費改革は成功しません。また、大学では複雑な意思決定者の存在など、主に4つの理由から、民間企業と同様の迅速な人件費削減の実現は困難です。
そのような厳しい環境の中で、いかに人件費改革を成功裏に導くか。講演では、いくつかの大学における改革事例を複数紹介しながら、改革の進め方について、7つの具体的なノウハウをお話しました。
当講演は2日目の最終プログラムであったにも関わらず、80名以上の方々にご列席いただきました。また、最後の質疑応答時にも多くのご質問をいただき、活発な意見交換の場とすることができました。
今後も、クレイア・コンサルティングは大学をはじめとした学校法人での経営改革の実現に向けて邁進してまいります。